【Unity】インスペクター上で使える数式まとめ (四則演算、ランダム/均等配置、三角関数、端数計算)

Tips

Unityのインスペクターでは、基本的な数式を扱うことが出来ます
数式を扱うことで、複数のオブジェクトをまとめて操作して、きれいに等間隔に並べたり、少しランダムに配置してみたり、などが簡単に行えます。

ということで今回はUnityのインスペクター上で使える数式についてまとめてみました。

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環境

Unity2022.3.18f

インスペクター上で使える数式

四則演算

+加算を行う
+=現在の値に対して加算を行う
減算を行う
-=現在の値に対して減算を行う
*乗算を行う
*=現在の値に対して乗算を行う
/除算を行う
/=現在の値に対して除算を行う
%剰余演算を行う
^累乗計算を行う
sqrt()平方根計算を行う

=が付くものは現在の値に対して計算を行うため、
複数のオブジェクトをまとめて現在の値からの相対値で計算したいときなどに便利です。

均等/ランダム/インデックス

L(X,Y)選択したオブジェクトをX~Yの範囲で均等に並べる(インデックス番号順)
R(X,Y)選択したオブジェクトをX~Yの範囲でランダムに並べる
#選択したオブジェクトのインデックス番号を利用する

インデックス番号は、Hierarchyに作成された最新のオブジェクトから順に0からの番号が付けられます。
Hierarchyで並んでいる順ではないので注意。

三角関数

sin()入力した値に対しての正弦を計算
cos()入力した値に対しての余弦を計算
tan()入力した値に対しての正接を計算
pi円周率(π)として使用する

例えば上記の画像のように0~360度の正弦で並べるには

sin(L(0,pi*2))

とすることで計算できます。
これを使ってXをsin、Yをcosで計算したりすることで円形にきれいに並べることも可能です。

端数計算

ceil()小数点以下を切り上げる
floor()小数点以下を切り捨てる
round()浮動小数点形式で最も近い整数に丸める。
浮動小数点形式のため、単純な小数点以下の四捨五入ではない

まとめ

今回はインスペクター上で使える数式についてまとめました。
複数のオブジェクトをまとめて並べたい時や一緒に移動したいときにかなり便利そうです。

これを扱うことで簡単な数式で表せる並べ方は、今回の方法で綺麗に並べることが出来るようになります。
地味に使える機能かと思うので、この機会に使いこなしてみましょう!

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フーシャ

主にUnityを触ってるクライアントエンジニア。
学部の情報工学科卒業後、
スマホ向けゲームの開発/運営会社に新卒で入社して現在5年目の社会人です。

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